平成27年5月14日(木)。艦上爆撃機「彗星」だ。九九式艦上爆撃機の 後継として、大戦の後半に登場した。 長大な航続力(彗星12型で、約2千4百km)と、敵戦闘機を振り切 る高速力(同型で、約580km/h)の急降下爆撃機として、海軍航空技 術廠で設計され、2千機余りが生産された。 水冷エンジン(同型で、1,400馬力)採用、胴体下部に爆弾倉(500 kg爆弾)を持つ中翼の高性能機だが、整備員の不慣れによる可動率の低 さや、大戦後半には、制空権を米軍に奪われた事により、活躍出来ず、 最後は、特攻機として使われた。 尚、写真1、2で、天井から吊るされているのは、ロケット特攻機の 「桜花」だ。 |