戦後間もない、1954(昭和29)年から、1963(昭和38)年迄の9年間、白 黒テレビで、日本中を沸き上がらせたのは、プロレスの「力道山」だ! 空手チョップで、米国から呼び寄せた悪役レスラー達を、派手になぎ倒し た。極真空手の「大山 倍達」(おおやま ますたつ)も得意とした。 筆者も、手刀には絶大なる自信を持っていたが、試合で使った事は無い。 理由は、動作が大き過ぎて、直突き(ストレート)との相打ちに、勝目が無い からだ。 使えるとすれば、反撃力を失った相手に、最後のトドメを刺す時だろう。 この手刀について、下の写真2枚で解説する。 |
手刀の名前からは、意外に思えるかも知れないが、手首の根元の骨の 突起で、打つ!ここなら、力道山が米国でやった様に、警官の樫(かし) の警棒も叩き折れる! 力道山の死後、伝家の宝刀として、空手チョップを引き継いだ筈の ジャイアント馬場だが、何故か、右写真の箇所で打っていた。何の威力 も無い! |