平成29年7月9日(日)。米陸軍が長射程の砲撃用として開発したM270 「多連装ロケットシステム」だ。愛称「マルス」、通称「多連装」。 「203mm自走榴弾砲」の後継として配備され「227mmロケット弾」 (12連装)の射程は45km〜70kmに達し、「61cmロケット弾」(2連 装)では、165kmにも達する。予備弾薬車が随伴し、再装填時間8分。 重量 24.8トン、乗員3名。速度 64km/h、液冷ディーゼル 500HP、 行動距離 480km。 ロケット本体は、米国からの有償援助、車両は「IHI エアロスペース」 がライセンス生産、情報処理装置は「東芝」が開発。1両約19億円。 平成16年度迄に、99輌が調達された。 |